第15話

アルタイア

頭痛が激しく脈打つのが、目を開けた時に最初に感じたことだった。私は暗い部屋のベッドに横たわっていた。視界が徐々に明瞭になり、暗闇に目が慣れてくると、ここがカーラの部屋だと気づいた。うめき声を上げながら起き上がり、ズキズキする頭を両手で抱えた。一体何があったんだろう?そして突然、すべての記憶が押し寄せてきた。

血、あれほどの大量の血。

ドアが開き、光の筋が差し込むとカーラが部屋に入ってきた。

「目が覚めたのね」彼女は水の入ったボトルを差し出し、私は感謝しながらそれを受け取った。「大丈夫?」彼女はベッドに座り、心配そうな表情で私を見つめていた。私は肩をすくめ、カーラはた...