第18話

第18章

「ほとんどの君主は、平和の善行よりも戦いの作法と騎士道の功績に喜びを見出す」

– サー・トマス・モア

リリーが最初に悲鳴を上げた。

そして、他の多くの人々も叫び声を上げた。

大騒ぎになった。

ドアの近くや部屋の隅に立っていた衛兵たちが突然、王の遺体—あるいはその残骸—に群がった。彼らは誰一人としてグリフィンに触れようとしたり攻撃したりはしなかったが、警戒心を持った目で彼を見つめていた。彼らのうち誰も本当に何をすべきか分からなかったのだと思う。暴漢や敵があなたの王を攻撃した時のための訓練や手順はあるだろうが、王子が王の首を切り落とした場合はどうするのだろう?

私は叫ばなかった。

泣...