第25話

ジャクソンの視点

彼女は素晴らしかった。彼女は月の姫だった。彼女のベータになることは、私が家族のために達成できる最高の栄誉だろう。私のいとこたちは彼女の友人だし、私も友人になりたいと思い、ベータの地位に立候補した。今、私はその地位に値しないことを確信している。それでも尋ねてみるつもりだ。運が良ければ、彼女は私が側で仕えることを許してくれるかもしれない。

彼女が他の二人と戦うのを見られるのは嬉しい。彼女の力をもっと賞賛する時間ができるからだ。私たちの戦いが少しでも長く続けば幸運だろう。私は彼女のベータとして考慮に値することを証明したいのだ。彼女の側に立つに足る資質があることを証明したか...